訪問介護員に必要な介護職員初任者研修の勉強法・試験対策
訪問介護員として働くためには「介護職員初任者研修」の取得が必要です。
初任者研修の難易度はそれほど高くないと言われていますが、仕事や家庭が忙しく、試験対策が不安、という方もいらっしゃるでしょう。
そこで、介護職員初任者研修の勉強方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
初任者研修の筆記試験の詳細
学習内容を理解しているか確認するための試験
試験時間はスクールによるものの1時間程度です。
受験者を振るい落とすための試験ではなく、学習内容を理解しているかを確認するための試験のため、難易度はそれほど高くありません。
学習した内容から出題され、講義をしっかりと聞いていれば、またはテキストをしっかりと読んでいれば回答できる問題が出題されます。
筆記試験の難易度
初任者研修の筆記試験はほとんどが選択式となっており、合格ラインは100点満点中70点だと言われています。
また、合格率は公開されていませんが、ほぼ90%以上の合格率だと言われており、講義をしっかり聞いておき、復習をしておけば合格は難しくないでしょう。
スクールでの学習の進め方
初任者研修の取得方法は「スクール」と「通信+スクール」の2種類の方法があります。
スクールのみの場合、すべてのカリキュラムを講義で学ぶことになりますので、以下の点に注意して試験対策を行いましょう。
講義をしっかりと聞く
試験の問題は講義で学んだ内容から出題されます。
講義の内容を理解しているか確認するための試験ですので、普段から講義をきちんと聞いておくことが合格の近道となります。
特に講師が重要だと言った部分、強調した部分は出題される可能性があるので、テキストにマーカーをしたり、メモを取っておきましょう。
分からないことは講師に質問
講義の中で分からないことがあったら遠慮なく講師に質問をしましょう。
どんなに簡単なことであっても分からないことであれば放置せず、講師に聞いて疑問を解決しておきましょう。
その都度解決しておけば、自宅で復習するときや試験直前になっても慌てる必要がなくなります。
レポートで理解度を確認する
レポートはしっかりと取り組み、確実に提出するようにしましょう。
自分の理解度を把握し、学習を効率的に進めるためにもレポートは有効です。
返却されたレポートは内容をチェックし、間違っていたところがあれば復習しておきましょう。
レポートの内容は試験と重複することも多くあります。
見返したり、もう一度レポートに取り組んでみたりして、試験対策を進めておくと安心です。
通信講座の教材の学習の進め方
教材が届いたら早めに取りかかる
すべてスクールで学ぶ方は講義をしっかりと聞くことで対策できますが、通信講座の場合、通信の部分は自分で勉強することになります。
初任者研修の基本的なカリキュラムでは自宅学習期間終了後にスクーリングの期間に入ります。
通常は1~1ヶ月半くらいの期間があるため、ある程度の余裕はありますが、お仕事や家庭の事情でなかなか取り組めないということもあるでしょう。
スクールによるものの、自宅学習が終了しないとスクーリングに参加できない場合もあります。
その場合、自宅学習が遅れると修了が遅れてしまいます。
できるだけ早く取り組むようにしましょう。
テキストは取り組みやすいところから始めていく
早めに進めた方が良いとはいえ、テキストの分量が多いので、なかなか進まないという方もいらっしゃるかもしれません。
テキストは1ページ目から順に通読していくのではなく、取り組みやすいところから始めていくと効率的です。
あまり順番にとらわれず、まずは課題やレポートで問われていることの回答を調べるという感覚で進めていくと良いでしょう。
試験当日は時間配分に気を付ける
試験当日は、落ち着いて試験に挑むことが最も大切です。
また、時間内に全問を解くことを念頭に置いて時間配分に気を付けて試験を進めていきましょう。
素早く答えられるように事前に解答の練習をしておくことが大切です。
実技試験の詳細
実技試験は受講するスクールによって内容に差があるものの、一般的に以下の内容が出題されます。
ベッドメイキングや体位変換
用品をそろえてベッドを作業やすい高さに調節し、ベッドメイクを行います。
シーツがシワにならないようにしっかりと伸ばしサイドが三角形になるように整えます。
体位変換はベッドで仰向けになった対象者に起き上がってもらう介助を行います。
手順を守り、体を支えながら起き上がってもらいます。
衣類の着脱
椅子に座り、片麻痺になった状態の対象者の衣類の着脱を行います。
衣類は前開きのボタン付きで、着るときは麻痺している腕から袖を通し、脱ぐときは麻痺していない方の腕から袖を外します。
ズボンは座ったままの状態でお尻をずらしながら着脱します。
歩行・移乗の介護
片麻痺の状態の方をベッドに端座位の状態から車いすに移乗してもらいます。
手順を守って車いすへ移動介助し、座ったあとは座り心地の確認を行います。
食事の介助と口腔ケア
水分と食事の摂り方を介助します。
メニューに何があるのかを説明してから口に運び、しっかり噛んで飲み込んでいるのを確認してから次の食事を口に運びます。
水分はせき込んでしまわないよう少しずつ口に運びます。
口腔ケアは口腔ケア用のブラシを使って声をかけながら綺麗に磨きます。
排せつの介助
片麻痺の状態の対象者をベッドで端座位の状態からポータブルトイレへ以上します。
体をサポートしながら立ち上がり、トイレの前でズボンを下げ、ポータブルトイレに座ってもらいます。
排泄中はひざ掛けをかけて待機します。
実技試験で気をつけること
体力に自信がない方、小柄な方はコツをつかんでおく
実技試験では移乗や排泄介助などに体力を使うため、体力に自信のない方や小柄な方は事前に講師にアドバイスを受け、負担の少ない介助のコツをつかんでおきましょう。
集中力を切らさないようにする
実技試験では集中力が必要です。
介助中は注意をしておかないと転倒や転落に繋がります。
対象者から目を離さず、様子を確認しながら介助をおこないます。
転落や転倒が起こった場合、危険な行為をしたと判断され、不合格になる可能性がありますので注意が必要です。
十分な声掛けを行う
対象者への声掛けは安心して介助を受けてもらうために重要です。
まったく声掛けをしないと、不合格の対象となります。
身体を動かすときや、様子を確認するときなど細やかに声掛けを行います。
学んだとおりに行う
実技試験は演習で学んだ内容をどれくらい取得しているかをチェックします。
そのため、自己流やアレンジを加えると理解できていないと判断される可能性があります。
実技試験では学んだとおりに行うことが合格へとつながります。
しっかりと試験対策を行ってヘルパーを目指しましょう
介護職員初任者研修は訪問介護員としての知識や技術に関して、スクールで学んだことが試験に出題されます。
講義やテキスト、演習でしっかりと学習していれば合格は射程圏内と言えるでしょう。
不明点は都度講師に確認して解消しておくこと、実技は学んだ手順を守れるように練習しておくと安心です。
修了すれば訪問介護員として活躍することができますので、実際の介護の現場を思い浮かべながら学習していくようにしましょう。
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